あとさき考えずに誰かを持ち上げて、それで事がまずくなったら、そ知らぬ顔で口をぬぐって別の誰かをチヤホヤする
これがマスコミのやっていることのおおまかな流れだ
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3・11後のサイエンス:「餅屋」はどこにいる=青野由利
http://www.mainichi.jp/select/science/after311/news/20120124ddm016070011000c.html
専門外のことには口を出さない。多くの科学者の「正しい」態度である。原発事故がこの「正しさ」を覆した。
「餅は餅屋だと思っていたのに、なかなか餅屋が出てこなくて」。そう笑うのは東大理学部の早野龍五教授だ。本職は反物質を使った素粒子研究。スイスの欧州合同原子核研究所(CERN)で国際チームを率いる。放射線測定はともかく、被ばくについては素人同然だった。それが震災で一転した。
(略)
こうした話を聞くにつけ、気になるのは「餅屋」の動向だ。
環境放射能の分析を担う文部科学省の財団は、家庭の食事を長年測ってきたが、3年前に中止されたまま。事故後、厚生労働省が実施してきた約9万4000件の食品サンプル調査は、半数以上が牛肉だ。これでは住民の不安に応えられない。
(略)
早野さん自身、大学本部から黙れと言われたが黙らなかった。坪倉さんも障害やあつれきを体験したが「僕は大学院生。失うものはない」と前向きだ。
危機的状況の中で、餅屋と餅屋でない人の力を最大限に役立てるにはどうしたらいいか。これもまた、サイエンスの課題である。(論説委員)
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文科省は止めたくて止めたわけではない。
測定がムダだと言われたから止めたのだ。ほかならぬ我々が選挙で選んだ者によって。
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内閣府 行政刷新会議ワーキンググループ「事業仕分け」 WG-A
http://www.cao.go.jp/sasshin/shiwake3/details/pdf/1029/gijigaiyo/a-13.pdf
日 時:平成22 年10 月29 日(金)
○説明者(文部科学省) これは正に国民の皆さんが放射能があるかどうかの安全・安心のためということでやっているのですが、実は原子力安全委員会に環境放射能モニタリング指針というのがあって、それで例えば空気中の粉じんであるとか水とかはかるときは、基本的には年に2回ぐらいはかりなさいということを言われていますので、そういうマニュアルに従ってやっていますので、基本的には年2回、あるいはそれ以上やっているところがあるかもしませんが。
○三村衆議院議員 例えば、沖縄県でも年に2回、はからないといけないのですか。
○説明者(文部科学省) やっています。基本的にやっています。
○三村衆議院議員 それは2年に1回だとどういう問題が起こるのですか。
○説明者(文部科学省) 要するに、はかればはかるほど精度が上がるというものですね、もちろん。サンプル数がたくさんあればあるほど精度が上がるのですけれども、それはその実態的に分かるかどうかというのはバランスで、やり過ぎても無駄だろうと。やらなかったら精度が悪いというので、安全委員会は年に2回ぐらいかなという一つのガイドラインですけれども。
○三村衆議院議員 ちょっとよく分からないのですけれども、はかればはかるほど精度が上がるのは、多分、そのとおりだと思うのですが、例えば北海道は原発がないですね、あるか、ごめんなさい。沖縄県は原子力発電所がないとして、そこで2年に1回、3年に1回か、2年に1回でもいいかもしれませんが、2年に1回だとだめな理由というのは、そのマニュアルに書いてあるからということではなくて、合理的にどういうことなのですか。
○説明者(文部科学省) これはそもそも地元の皆様が、先ほどチェルノブイリの話をしましたけれども、原子力発電所で何か事故があったときに、放射性物質がふわふわと飛んできて、我が県に影響を及ぼすのではないかというのが、まず根本にあるわけです。それをやるときに、毎年はかっていないと、去年ははかっていませんでした、おととしははかっていませんでしたというと、地元の方々が安心できないということから、これは実は自治体の方も。
○三村衆議院議員 もういいです。
(略)
○玉木衆議院議員 すみません。そのアルファとベータは47 都道府県、この分析センターがやって、ガンマだけ都道府県ということで集めているとおっしゃったのですけれども、アルファ、ベータをはかるときにガンマもはかって、都道府県への委託金をなくしたらいいのではないですか。それはだめなのですか。
○説明者(文部科学省) 測定器が全然違います。はかり方が違いますので、ガンマ核種とアルファ、ベータ核種では。
○玉木衆議院議員 では、分析センターにはガンマをはかる機械はないのですか。
○説明者(文部科学省) あります。ありますけれども。
○玉木衆議院議員 なぜアルファとベータとガンマがなぜ同時に一緒にはかれないのですか。
○説明者(文部科学省) 要するに、はかり方が違いますから、同じ測定器ではアルファ、ベータ、
ガンマ、一緒にはかれません。
○玉木衆議院議員 でも測定器は3つ持っているのですね
○説明者(文部科学省) 要するに、例えばガンマ核種のときは、例えばセシウムだったらセシウムだけ抽出するに化学処理するのです。サンプルを焼いたり、溶かしたりして。
○玉木衆議院議員 余り私、技術的なことはよく分からないのですが。
(略)
○玉木衆議院議員 たくさんの事業が含まれておりますので、全体としての評価をまず申し上げた
いと思います。
事業の廃止については、ちょっと細かく申し上げますけれども、教育支援事業について、廃止をすべきとされた方が4名。防災訓練実施調査について、廃止とされた方が1名。事業内容の見直しを行う、これは全体としてですね、全体として事業内容の見直しを行うとされた方が9名。予算要求圧縮をすべしとされた方が11 名です。事業内容の見直しと予算要求の圧縮を共に行うべきとされた方が7名おりまして、うち予算要求の圧縮の中で、約1割削減すべき、1割は削減すべきだという方が5名、2割削減の方が2名、3割削減の方が3名、半減すべきという方が1名という結果となりましたので、本事業については、いろいろなものがまざっておりますけれども、やはり政策目的に真に合致したものに限定するということで、一番多かった1割から2割をめどに全体として予算の圧縮を図るということを、当ワーキングの結論とさせていただきたいと思います。
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環境放射線測定を仕分けしたのは与党だ。
その場には、今、ことさら電力会社と原発に辛く当たっている枝野議員も同席して文科省を批判していた。
そして仕分けショーを喧伝して持ち上げていたのは当のマスコミだ。
それを聞かされた我々は、当時このことを「とてもいいことだ」「胸がすく」「ざまあみろ」と思っていたはずだ。
問題は枝野議員が間違っていて早野教授が正しいと言うことにあるわけではない。
むしろ民主主義と官僚機構のどちらも正しく機能し、そのときわれわれが思ったことを実現したと言える。
本当の問題は、我々の選択が間違っていたことであり、そのことを知らないまま日々を暮らし、また別の新しい選択をしていることなのだ。
マスコミがその時の気分で世論を煽り、それによって我々がしでかした失敗をなかったことにしたまま、次の世論を煽る。
ただ行為のみが起こり、結果が何もフィードバックされない機械。
それが繰り返される限り、わたしたちは目先の餌に翻弄される、記憶能力のない動物の群れでしかないのだ。